夏野菜が、まだ旺盛です。そのままだと、冬野菜を育てる場所が足りません。
播種、栽培、収穫の前には、いつも土を整える作業が必要です。今回は、未開墾の地面を耕し、畝を立てました。
夏野菜が収穫中の畑では、冬野菜のための畝が空きません
夏野菜が残っているあいだは、冬野菜のための仕込みも進みません。先日お伝えした、枝豆のあとに白菜の種をまいた畝とは、場所が違いますが、今回新たに畝を設けました。空かない分を補うため、未開墾の地面に畝を立てた作業について紹介します。
作業の順番と、おおよその時間は、次のとおりです。
備中鍬で耕起、10分。牛糞、鶏糞、苦土石灰、化成肥料を施肥、10分。落ち葉を集めて畝へ散布、5分。唐鍬で畝の中央と両サイドを撹拌、5分。水やり、5分。平鍬で成形、5分。マルチ、15分。
時計どおりに進む作業ではありませんが、今回、かかった時間の目安です。
耕す前の地面

耕す前は、草が生い茂っています。写真中央より右は、耕して落ち葉まで散布した作りかけの畝。さらにもう一つ右隣は、マルチを施工し、秋作用のじゃがいもを植え終えた畝です。
写真中央より左の、手つかずの地面。今回は、ここから畝の形にしていきます。
備中鍬で、土を起こす

最初に使うのは、備中鍬です。爪が3つに分かれているので、固い土を起こしやすいです。
余談ですが、鍬は、どれもある程度高価なものです。備中鍬、唐鍬、平鍬。今回使用する3つの鍬のうち、どれか一つを最初の園芸で買うとするとしましょう。それなら備中鍬がよいだろう、と私は考えています。まず、平たいところを広く掘り起こすことが得意なこと、そして、唐鍬、平鍬のかわりは、他の物品でもなんとかなりそうなこと、がその理由です。

10分ほど耕すと、全体的に土が塊になって裏返ってきます。細かくするために何度も備中鍬を振るいますが、まだ畝の形にはなっていません。掘り起こした、という段階です。
肥料を置き、落ち葉を乗せる

牛糞、鶏糞、苦土石灰、化成肥料を、畝の上部へ置きました。10分ほどです。
※肥料や苦土石灰の種類・量は、土の状態や育てる作物に応じて調整します。
このあと、落ち葉を集めて、畝へ散らします。5分ほどです。

落ち葉は、畝の上に乗っているだけです。このままでは、肥料も葉も、土と混ざっていません。
唐鍬で、中心と両サイドを混ぜる

混ぜる作業は、唐鍬の方がやりやすいです。唐鍬は、細身で土中に深く入り、また、掘り起こした土が横にこぼれにくい特徴があります。畝の中心を掘り返して、両サイドと一緒に混ぜるのに適しています。備中鍬は固い土を起こす作業、唐鍬は畝と肥料を混ぜる作業、という使い分けをしています。

5分ほど混ぜると、落ち葉と肥料が、土の中へ入っていきます。まだ、表面は粗いです。
水を入れてから、平鍬で形を整える
マルチをする前に、土の中まで、じっくり濡らします。ちょっとやそっとでは、中まで水が入りません。水やりは、5分ほどかけています。

形を整えるのは、平鍬です。畝の上を平らにし、側面を斜めに整えて、表面をならします。

この成形は、5分ほどです。やらなくても、マルチは張れます。ただ、やっておいた方が、マルチと土の隙間が少なくなります。保水性と、草を抑える効果も、出やすいと考えています。
マルチを張る

マルチは、15分ほどかけて張りました。黒いシートが乗ると、畝の位置がはっきりし、見た目でも畝が分かりやすくなります。
夏野菜の残る畝とは別に、未開墾の場所を整えて、冬野菜の準備を始める作業です。
土を起こして、形を整える
夏野菜が残っているあいだは、冬野菜の場所がなかなか確保できません。枝豆のあとに白菜の種をまいた畝とは別に、未開墾の地面に畝を立て、マルチを張りました。
収穫で、みんなが笑顔になれる場面を想像しながら、一つ一つ、作業を積み重ねています。
土を起こして、水を入れて、形を整える。その続きを、また見ていきます。
